日本語をこねくり回す。映画や音楽にケチをつける。変なものを変だと言う。変じゃないものにも変なこと言う。カテゴライズするのは結構だが、複数のかけ離れたジャンルを少しずつかじるような人の立場は。

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青い車

青い車(2004、日)

サニーデイ・サービスのシングル曲「NOW」(『NOW』ミディ、1997/09/26)みたいな映画だ。

先に解説しておくと、「NOW」という曲は、当初はサビの部分のみ15秒でパーペキに完結した楽曲として、ある種の天才・曽我部氏によって作成された。しかも、アレンジ等も含めわずか数秒で完成したという。それを、そのままでも良かったのだけど、音楽シーン的現実的常識観に照らし合わせた上でいちシングル曲としてCD化できるよう、後付でAメロBメロ等のコンポーネンツを用意し、3分超のスケールまで引き伸ばした。らしい。

予算が明らかに足りてない感は否めないのだけど、問題は予算でなく、予算の足りてなさを脚本やカメラワークや編集やその他個人技等で全くカバーできていない点である。まあそんなことは映画に対して言うべきものを持ち合わせていない私が言うことではないと思うのだが。観る前から、「多くの人がこの映画に対し非常に厳しい評価を下している」という情報を得ていたので、否定的に観始めたのは否めない。けど、改めてレビューを観てみると、絶対数は少ないものの、非常に高く評価している人もいますね。中間(どっちつかずの評価)は、ほとんど目に付かない。みんながみんな、すごく好きか、すごく嫌い。それって、クリエイターからしてみれば最高の栄誉ではないだろうか。

終盤、原作コミックと同じシーンが出てくると、そのカットのひとつひとつまでもが原作に忠実なのを見て、原作ファンとしては安堵し、感動する。けど、それは映画ファンもしくは映画に多大なる期待を寄せていた人からしてみれば、大きな失望に他ならない。あーあ。あ、私は失望する側の人間ではなかった。ま、いいや。あーあ。

そう、細かいことを言えば、小さな失望のひとつひとつなんてどうでもいいのだ。私が気になったのはただ一点のみ。その一点だけで、私はこの映画に(図々しくも)“駄作”の評価を下したい気分になった。

ヤツじゃなくて人!!

まあそんなのは原作崇拝者のたわ言でしかないのだけど。せっかく、映画で演じられてる人物像と原作で描かれている人物像が結構それなりに違うのだから、中途半端に原作と重なるシーンだけ原作に忠実にしてしまうのは実に中途半端だ。お!出ました「中途半端」の言葉。実に“どっちつかず”です。もっと原作を突き放しちゃってほしかったです。けど、別に突き放しちゃわなくてもいいです。

http://www.aoikuruma.com/

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「青い車」と同じくよしもとよしとも氏の作品「アヒルの子のブルース」(よしもとよしとも『コレクターズ・アイテム』KKベストセラーズ、1999―に収録)を、本人曰く「ウミ出し」と言える作品であるらしい作品を、敢えて取り込んだのには、私が期待するような理由があるのだろうか。気になる。

2006/01/16(月)| 映画| トラ(0) | コメ(0)
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