日本語をこねくり回す。映画や音楽にケチをつける。変なものを変だと言う。変じゃないものにも変なこと言う。カテゴライズするのは結構だが、複数のかけ離れたジャンルを少しずつかじるような人の立場は。

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深遠なる映画字幕の世界

さて、なんか知らんけど、某人から変な映画の字幕の話が飛んできた。もう随分前だけど。話の内容としてはこんなかんじ。――アメリカ映画と思われるものを見ていたら、“blow-job”という単語に対して字幕で「尺八する(?)」という訳語が使われていてすごい違和感だった。――

そりゃ違和感だろうな、アメリカで尺八だもん。でも、それ他でも見たことがあるぞ。『スニーカーズ』(1992年、米)で。

and give him head whenever he wants.
  彼が望めば尺八(傍点・・がついてます)

ていう具合です。きっとこの単語が字幕に用いるのに最も適切である(1.一般的に通用する、2.字数が少ない・字面が簡単)との判断の上で採択されたのでしょう。ちなみに傍点(?)も字幕どおり。で、これは映画を見てもらえば話が早いのだが、というかぜひ見てもらいたいのだが、マーチンが無線で指示されたとおりに喋ってる場面でのこと。とにかくこんなことを口走ってはマズイ状況で、指示者が冗談で上記の発言をして、マーチンもうっかりそのまま言いそうになる。「and give him he..」まで言いかかって、「...help」とごまかす。これが字幕だと、「彼が・・・ シャクに触っても――」となっていた。うむ、このへんは翻訳の腕の見せどころである。

腕の見せどころと言えば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年、米)で、マーティが若き日のパパに向かってつい「パパ!」と呼びかけてしまい、ごまかすシーン。

Dad! ...da da da daddy-o.
  パパ …パアだな (字幕)
  パパ! …パンパンパカパァ~ン (吹き替え)
  父さん! …トーヘンボク (出所不明)

どうです、翻訳者の工夫が見られるでしょう。さすが名作だけにパターンが豊富(いろんなとこで何度も観てるのよ)だが、実は今ブツが手元にないので、全部うろ覚えです。トーヘンボクに関しては、何で見たのか聞いたのか、まったく覚えてない。ちなみに「daddy-o」ってのは、「おじさん!」とか、一般男子に対する親しい呼びかけ、だそうです(広辞苑第五版)。知らなかった。

それはまあ置いといて、違和感な字幕、他にもあったぞと思い、調べてみた。『ベスト・キッド』(1984年、米)である。

Who's that blonde and blue?
  あの金髪 だれ?
The hill.
  山の手
What's the hill?
  何だ
Rich!
  金持ちさ

山の手!!カリフォルニアなのに、山の手!!…これ傑作だと思いません?僕だけ?まあとにかく、山の手が出てくれば当然、

I'm from a city, you're from the hill.
  君は山の手で ぼくは下町だ

ということです。キャルフォーニアの「city」は「下町」だった。金持ちを「hill」と表現するというのは知りませんが、金持ちは高い所に住む(のか?)、というのは、日本もアメリカも同じなのでしょうかね。うーむ、国際文化交流。

それにしても『ベスト・キッド』、改めて観ると面白い。

What's the song you're singin' now?
  なんて歌?
Japanese blues.
  日本のエンカ

* 念のため言っておくと、台詞の英語は耳コピなので、正確性に関しては、かな~り怪しいです。
* 『スニーカーズ』『ベスト・キッド』はLD版の字幕です。

2004/06/13(日)| 映画| トラ(0) | コメ(0)
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