日本語をこねくり回す。映画や音楽にケチをつける。変なものを変だと言う。変じゃないものにも変なこと言う。カテゴライズするのは結構だが、複数のかけ離れたジャンルを少しずつかじるような人の立場は。

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AKIRA

AKIRA(1988、日)

本当にいろんな意味で、スゴイ映画ではあるんだけどね。

原作が先か、映画が先か。そんな話を親から聞いたのはもう随分昔だけど、今でもよく憶えている。両方がアベイラブルなら、原作を先に読むと良い。それを映画化する上でどのような工夫がなされたかを見るという愉しみが生まれるからだ。確か『スタンド・バイ・ミー』の時。あれは映画を先に観てだいぶ後に原作を読んだ。あれ、原作読んだっけ。刑務所のリタ・ヘイワースは読んだ。けど『ショーシャンクの空に』は観てない(04年5月現在)。

これは原作が5巻まで手元にあるけど読んでないという状態で映画を入手したのだけど、ナウシカの如く、原作の途中までの話を映画化したんだという噂を聞いたので、原作を途中まで読んだところで映画を観はじめた。しかし。なんかこう、全然ちがう。フセインと犬が一緒に砕け散って一体化して再生したような感じ。原作を途中まで読んでも、映画の結末になりそうなストーリーの運びはなかったし、こりゃあ噂がデマだったなと判断し、15分ほどで中断し、原作を最後まで読むことにした。でも6巻がなかったので借りて読んだ。後日、古本で105円で入手した(重版)。

で、改めて頭から観たんだけど、これは…。あの設定やモチーフが、こんなところに使われてる!?まさに、ガラクタをかき集めて完動品のバイクを組み上げてしまうような手腕。あ、ぴったりの言葉思いついた。リミックスだ。DJ的手法とは思わないけど、こりゃあいい。スクラッチの手さばきだけを観てても楽しい。あとそれから、序盤でバイクの走り去るシーンとか、プレイステーションソフト「リッジレーサー4」(ナムコ)を初めて見た時のような感動。光が流れてるー。ジブリ作品が緻密さとスピード感だとしたら、こいつはひらめきとうねうね感とでも言えばいいのだろうか、アニメーションの出来を見てるだけでも楽しめるスゴさがある。ちなみに私が観たのは200カット完全リテイクの〈国際映画祭参加版〉なので、そのへんの感じ方は違うかもしれない。

でもストーリーはというと、原作を読み終えた直後ではっきり憶えている頭で観ると、あんまりかもね。ジョーカーとかもそうだけど、19号がかわいそうすぎる。みんな顔の割にキャラが濃いから、あれだけの原作を2時間にまとめる時点で無理なものは無理なのかもしれないけど、やっぱ薄笑いの口とハの字の眉毛と丸いサングラスで頬に汗の顔になってしまうね(単なるイメージです)。最後まで感心させられっぱなしのツギハギ職人の腕、そして終いにはアキラが…だもんね。だったら、もっと原作から突き放してしまっても良かったのではないか、そう思う節もある。いや十分すぎるほど突き放してるとは思うけど。なんというか、原作の背骨など浮かびもしないような。…でもやっぱいいエンターテインメントだよな。

2004/05/09(日)| 映画| トラ(0) | コメ(0)
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