日本語をこねくり回す。映画や音楽にケチをつける。変なものを変だと言う。変じゃないものにも変なこと言う。カテゴライズするのは結構だが、複数のかけ離れたジャンルを少しずつかじるような人の立場は。

since apr.01,2005

 
<!>ここでは過去の日付に新しい記事が追加されることが少なからず、というかかなり頻繁にあるので、暇な人は「新着」に騙されないように掘り返してみてね。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
▼この記事|| --/--/--(--)| スポンサー広告| トラ(-) | コメ(-)

致死率4倍後席ベルト着用義務化ついにやってくれました警視庁。私が以前の記事でけちょんけちょんに書いてからもしぶとく都全域で、それこそ西は奥多摩まで、力強く輝いていた「後席ベルト 着用義務化 致死率4倍」の文字が、数日前から劇的な変貌を遂げて姿を現し始めた。実に「致死率4倍 後席ベルト 着用義務化」。誰か親切な人がクレームの電話でも入れたんでしょうか。

が…以前のバージョンであれば、100歩譲らずとも意地悪な読み取り方をしなければ、かろうじて本来の(警視庁が意図しているであろうと推測される)意味を汲み取ることができた。が、今度は注意深く考えないと一見本当に意味不明に陥る可能性が高くなった。いきなり「4倍」って、何に対して4倍なんだよ。意地悪な読み取り方もしやすくなった。

例。オー卜バックスの店先に「燃費20%向上 次世代タイヤ 店頭販売開始」というのぼりがあったら、何と解釈しますか。「交換するだけで燃費が何と20%も向上することが期待できる次世代タイヤが、ついに店頭販売開始となりました。皆様この機会にぜひタイヤ交換をしましょう」と解釈するでしょう(うん)。

例2。職員室の前の廊下に「合格率4倍 夏休み補講 受講義務化」という張り紙があったら、何と解釈しますか。「受講することで志望校への合格率が何と4倍にもなる(データなのか見込みなのかはさておき)ので、夏休みの補講は全員強制参加にします。文句は言うなよ」と解釈するでしょう(んー…)。4倍って、元々の合格率がどんだけ低いんだよ。

じゃあ、環七に設置された電光掲示板に「致死率4倍 後席ベルト 着用義務化」という文字が浮かんでいたら、何と解釈しますか。「装着すると致死率が何と4倍にもなることが見込まれる後部座席のシートベルトだが、着用を義務付けることにしました。ルールはルールだからね、安全かどうかは関係ないからね、ちゃんと装着しないとキップ切るよ」と解釈するでしょう(ん?)。

まあ、言いたいことは分かる。「(非着用だと)致死率が4倍にもなっちゃうんです!それを防ぐために後部座席のシートベルトの着用を義務付けました。ちゃんと理に適った義務化なんだから、文句はないでしょ」ということだろう。が、先にも書いたように、何に対して4倍なのか?そこが全く書かれていないため、「4倍」という数字が宙ぶらりんになってしまっているのだ。宙ぶらりんになると、空白の部分を想定して埋めるより、人間は前後に結び付けようと考える。となると、「後席ベルト=致死率4倍」と結び付けて解釈する方が自然でしょう。

じゃあどう書きゃいいだよ!と言われると、それは担当者が給料分の仕事としてがんばってくれ、ということになるが、私だったら…書くと私と同類の人種に同じようにケチつけられそうで嫌なのだが、「後席ベルト 致死率1/4 着用義務化」「後席ベルト 致死率75%減 着用義務化」でいいんじゃないだろうか。一行に全角6文字入る前提でだが。確かに「4倍」という数字にはインパクトがあり、それを使いたいのは分かるが、こだわりすぎるからおかしくなるのだ。どうしても使いたいなら…「後席も義務化 ベルト非着用 致死率4倍」でどうか。

»続き
スポンサーサイト
▼この記事|| 2008/03/12(水)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。