日本語をこねくり回す。映画や音楽にケチをつける。変なものを変だと言う。変じゃないものにも変なこと言う。カテゴライズするのは結構だが、複数のかけ離れたジャンルを少しずつかじるような人の立場は。

since apr.01,2005

 
<!>ここでは過去の日付に新しい記事が追加されることが少なからず、というかかなり頻繁にあるので、暇な人は「新着」に騙されないように掘り返してみてね。
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アーチェリーを始めて、日常生活に支障が出るようになった。…と言うとそれはようするに日本語の間違いというやつです。悪い影響は大してない。いや、そりゃまあたくさんあるといえばあるけど。お金が飛ぶとか。けど今言いたいのは――日常生活でのいろんなことをアーチャー的に考えるようになった。たとえば。

トップアーチャーさんの話によると、ふるえない人間はいないのだそうだ。生きている限り、人間は必ずふるえるんです。そりゃそうだよな。ただつっ立ってるだけでも、実際には重心はふらふらと揺れ動いていて、常にバランスを取りながら、姿勢を維持してるんだ。でーんと立ってる人形とは違うんだよ。だから、足の裏なんていう狭い面積でも立っていられるのだ。

わたくしは写真に写るのがとても嫌いでして、「じっとして」と言われると、逆に痙攣してしまうんですが、アーチェリーでも同じことでしょうね。エイミング中に、サイトピンをピタッ!とゴールドに固定しようとすると、逆に変にブレてしまう。ちなみに「ブレる」は「振れる」が濁ったものです。日本語では濁るとなんとなく良くないものを意味します。ダマになるとか。それは置いといて、だから、サイトピンが的の上を自然に漂うようにしてればいいわけです。その漂う範囲をいかに小さくするかは、訓練で変わってくるのかもしれませんが、それは決して固定に向かっているわけではないということです。

でも、それでも固定したい瞬間がある。シャッターを押す瞬間です。カメラの。くり返すが、人間は生きている限り必ずふるえるものだ。でもさ、シャッターを押した、その瞬間くらいは微動だにせずにいられないものだろうか。瞬間と言っても、わたくしの使っているデジカメは、レリーズタイムラグ(レリーズとか言うけど、リリースと同じ単語だよね)約0.01秒なので、押した0.01秒後からシャッター切れるまでの、しばらくの間のことだけど。

現実的には、このシャッターを押すという作業が、まずブレの原因になります。そりゃそうだよね、指動かしてるのに、その指が触れてるカメラ本体がまったく動かないなんて無理だもんね。だから、タイマー機能を使って、ボタンを押してから1秒後とかにシャッターが切れるようにすると手ブレの防止になります、なんてことが説明書には書いてあったが、それはアーチャー精神に反する。リリースした瞬間に矢が飛び出さないアーチェリーなんてあるかよ。アルミからカーボンになって矢が軽くなった分、リリースの動きが矢に伝わりやすくなり、その結果ダイナミックなリリースは鳴りをひそめ、よりコンパクトなリリースが主流になってきました。人によってはデッドリリースなんて言うみたいだけど、いわゆるデッドではないよ。スライディングリリースなんだけど、その動きがコンパクトになったということ。あーこんな話を書くときはコンパウンドでリリーサーの使い手でありたい。あれのほうが、カメラのシャッターを押す瞬間の精神状態により近い気がする(想像)。

さて、リリースすると、0.0何秒(?)とかで矢は弓から離れて空中に行ってしまうので、その後アーチャーがどんな動きをしようと的中には一切影響しません。これが「フォロースルーなんていらない説」の根拠だが、この話はまたこんどとして、カメラはそうはいかない。

シャッタースピード。そんなものがある。一般的に明るければシャッタースピードは速く。ちなみにマイデジカメは最大2000分の1秒。2000分の1秒間に長い距離を動くなんて、やろうと思ってもなかなかできるもんじゃないので、こういうときは何やってても手ブレなんてしません。走ってる車だって捉えることができる。しかし、それが暗いところとなるとどうなるのか。逆に一番遅い設定にして、シャッタースピードは1秒。1秒間微動だにしない。できそうに思えるけど、アーチャー的に言えばこれは不可能である。不可能だけど、やっぱりできたらいいな。ブレの大きさだって、訓練によって変わってくるかもしれないでしょ。そんなこんなで、今日も三脚ナシでシャッタースピード1秒に挑戦する。さすがに半分以上はブレちゃうけど、それでもたまに止まってくれることもあるんだよ。そう思うと、アーチャー的な夢は膨らんでいく。

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▼この記事|| 2004/05/24(月)| 洋弓| トラ(0) | コメ(0)

ああ。テクニカルな話とかメカニカルな話をカッコ良く書けるようになりたいものだ。そのためには勉強が必要。色んな人の話を聞いて。なんだけど、それなりのアーチャーって、みんなそれぞれ違うことを好き勝手喋るから、どれが正しいんだか…。そうか、好き勝手に言ってればいいのか。「俺はこう思うんじゃ!」って(注:実力が伴っている必要があります)。

時代によってローグリップが流行ったりハイグリップが流行ったりしてますけど、今は中間くらいで落ち着いてるようです。が、実際にはトップアーチャーにはいろんなタイプがいる。写真を見る限り。でも、手のひらが横を向いたグリップだけは、いないらしい(ガングリップってやつね)。みんな手のひらが下を向いてるんだと。それはなぜかって、そんなのは専門家に聞いてください。私が気になるのは、人差し指なのです。

アーチェリーでは、ハンドルを握り締めてはいけない。そんなふうに習います。それはなぜかって、そんなのは専門家に聞いてください。ただ、トップらへんアーチャーの写真を見ていると、そのほとんどが、親指と人差し指(もしくは中指も)でハンドルを包み込むようなグリップをしてる(手のひらが下を向いているので、それ以外の指はハンドルに触れない場合が多い)。初心者からすれば、「弓握ってるじゃん」と見えてしまってもおかしくない。けど、射つと、ポン!って弓が自然に飛び出る。ようするに握ってないんだ。指は触れてるだけ。そうだね。握らないからって、指が宙に放り出されていたら、毎回同じ手の形が再現しにくいもんね。安定と一定ですよ。

そんな中、人差し指をピン!と伸ばしたグリップをする人がいます。某サイトのK氏(壮年)なんだけど。的を指差すかのようなその姿が、ホームラン予告のようで、すごくカッコイイなと思って真似しました。元はといえば、最初にアーチェリーを教えてくれたた先生(壮年)が、「こーするといいよ」と教えてくれたものだが。巷ではまったく見かけません。もしかして時代遅れでしょうかね。かっこいいんだけどな。

2003年あたりに某メーカーが出したハンドルは、グリップらへんが独特でした(だから嫌いという話はよく聞いたな)。ピボットポイントとプランジャーのプレッシャーポイントを従来よりも近くすることで、「弓の中心(腕の中)から矢を発射する」という、理論上の理想に近づけました、というものらしい。しかし、同時に怖いことが書いてあった。手のでっかい男性とかの場合だと、矢がグリップの手に当たることがあるので、そういうときはオプションのコレを使ってください、みたいなことが。うーん、観察してみると、約半数の人が、そうです、人差し指の付け根あたりがグリップより上にはみ出してます。どうやら、矢とグリップとはそんなに遠い存在ではないらしい。

事実、こないだベインがかすりました。押し手の人差し指に。グリップの仕方を変えようとあれこれ試行錯誤してた時に。痛かった。いやぜんぜん痛くないんだけどね、こりゃあいつか人差し指に穴が開くぞって気がしましたね。自分には明らかに短い矢をつがえて引いてレストから落ちて矢が腕に向いた状態で誤ってリリースするという高度なことをしなくても大丈夫、危険はすぐそこにあります。だから人は人差し指を畳むんだね。きっと。格好いいのになあ、ホームラン予告。

アーチェリーには色んな「かっこいい」があります。

「注」のみ2006年1月12日追記。

▼この記事|| 2004/05/19(水)| 洋弓| トラ(0) | コメ(0)

AKIRA(1988、日)

本当にいろんな意味で、スゴイ映画ではあるんだけどね。

原作が先か、映画が先か。そんな話を親から聞いたのはもう随分昔だけど、今でもよく憶えている。両方がアベイラブルなら、原作を先に読むと良い。それを映画化する上でどのような工夫がなされたかを見るという愉しみが生まれるからだ。確か『スタンド・バイ・ミー』の時。あれは映画を先に観てだいぶ後に原作を読んだ。あれ、原作読んだっけ。刑務所のリタ・ヘイワースは読んだ。けど『ショーシャンクの空に』は観てない(04年5月現在)。

これは原作が5巻まで手元にあるけど読んでないという状態で映画を入手したのだけど、ナウシカの如く、原作の途中までの話を映画化したんだという噂を聞いたので、原作を途中まで読んだところで映画を観はじめた。しかし。なんかこう、全然ちがう。フセインと犬が一緒に砕け散って一体化して再生したような感じ。原作を途中まで読んでも、映画の結末になりそうなストーリーの運びはなかったし、こりゃあ噂がデマだったなと判断し、15分ほどで中断し、原作を最後まで読むことにした。でも6巻がなかったので借りて読んだ。後日、古本で105円で入手した(重版)。

で、改めて頭から観たんだけど、これは…。あの設定やモチーフが、こんなところに使われてる!?まさに、ガラクタをかき集めて完動品のバイクを組み上げてしまうような手腕。あ、ぴったりの言葉思いついた。リミックスだ。DJ的手法とは思わないけど、こりゃあいい。スクラッチの手さばきだけを観てても楽しい。あとそれから、序盤でバイクの走り去るシーンとか、プレイステーションソフト「リッジレーサー4」(ナムコ)を初めて見た時のような感動。光が流れてるー。ジブリ作品が緻密さとスピード感だとしたら、こいつはひらめきとうねうね感とでも言えばいいのだろうか、アニメーションの出来を見てるだけでも楽しめるスゴさがある。ちなみに私が観たのは200カット完全リテイクの〈国際映画祭参加版〉なので、そのへんの感じ方は違うかもしれない。

でもストーリーはというと、原作を読み終えた直後ではっきり憶えている頭で観ると、あんまりかもね。ジョーカーとかもそうだけど、19号がかわいそうすぎる。みんな顔の割にキャラが濃いから、あれだけの原作を2時間にまとめる時点で無理なものは無理なのかもしれないけど、やっぱ薄笑いの口とハの字の眉毛と丸いサングラスで頬に汗の顔になってしまうね(単なるイメージです)。最後まで感心させられっぱなしのツギハギ職人の腕、そして終いにはアキラが…だもんね。だったら、もっと原作から突き放してしまっても良かったのではないか、そう思う節もある。いや十分すぎるほど突き放してるとは思うけど。なんというか、原作の背骨など浮かびもしないような。…でもやっぱいいエンターテインメントだよな。

▼この記事|| 2004/05/09(日)| 映画| トラ(0) | コメ(0)
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