日本語をこねくり回す。映画や音楽にケチをつける。変なものを変だと言う。変じゃないものにも変なこと言う。カテゴライズするのは結構だが、複数のかけ離れたジャンルを少しずつかじるような人の立場は。

since apr.01,2005

 
<!>ここでは過去の日付に新しい記事が追加されることが少なからず、というかかなり頻繁にあるので、暇な人は「新着」に騙されないように掘り返してみてね。
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日本語を母語とする人が英語を習うにあたって気にするべきなのって、LとRの区別とかなんかよりもまず、母音と子音の問題なのではと思っていた。

日本語において母音と子音の関係は不思議だ。本則では、「日本語は全ての音が(子音)+母音で成り立っている」となっている(…か?)が、実際には、「おつかれさまです!」を「ots・ka・re・sa・ma・des!」と発音する方が多い。母音はわりとよく省かれている。ところが、横文字を「カタカナ語」として理解しようとすると、途端に「本来存在しないはずの母音」が多数発生する。

例えば「Strength」が一音節だなんて日本人には到底理解しがたいところだ。フランク・スタローン『Peace In Our Life』の“The strength of our nation belongs to us all”なんて、カタカナで言うと「ザストレンクスオブアワーネイションビロングズトゥーアスオール」なのに「ダツィーソーヴァーネーショービーローツーアーソー」てな感じで11個の音符に収まってしまうわけで。

奥田民生が『愛のために』で「ワールドォ オブ ワールドォ」と歌っているのは、全然変じゃない。それは英語ではなくカタカナ語だから。スピッツというか草野氏も長らく歌詞に英語を使わないで“アイニージュー”とか書いてたりしたが、英語とカタカナ語をしっかり区別することはとても大事だと思う。

そんな中、Mr.Childrenの『innocent world』を聴くたび、「innocenトゥ world~」と歌っているのが毎度気になってしょうがなかった。その母音はどこから来たのかと。が、タイトルは「innocent world」でも当該部分の歌詞は“イノセントワールド”とカタカナで表記されてるのな。どうもどっちつかずの発音に聞こえて微妙に思えていたが、どうやらそこはカタカナ語のつもりのようだ。『Cross Road』では、英語部分は基本英語表記&英語的発音準拠の中、「たたーずーむーマーテリアルワールド」のとこだけが完全なカタカナ発音で、歌詞もちゃんとそこだけがカタカナ表記になっていた。やっぱり一応使い分けてはいるのか。

ところが宇多田ヒカルは『Automatic』で“君とParadiseにいるみたい”を「きみとParadiスゥにいるみーたい~」と歌っている。『First Love』に至っては“悲しい Love Song”が「かなしいラブゥ~ソング」と、パーペキにカタカナ発音になっている。途中に出てくる英語フレーズ部分はパーペキな英語発音なのに、なぜそこだけ!?

西野カナも然り。『I』の“feel restless.”部分だけ「フィeel resトゥーleエーss」と歌ってたり、“devil”“angel”が部分的に「deviル」「angeル」になってたり。じゃあ、英語バージョンの『I Don't Wanna Know』はどうなってるんだ?と聴いてみると、当該部分はまるっきり違う歌詞で歌われているので比較できなかった。どうやら、英語が達者な人ほど、英語とカタカナ語の区別や、不思議な母音の発生に無頓着のようだ。

逆に、必要な母音が消滅する例も。ザ・シロップ『リズム アンド ブルースをうたうように』では、「リz エン blueスをうたうよに~」になってる。「z」と「th」の発音の違いは置いといて、「rhythm」はスペリングに母音っぽい文字がひとつもないけど、2音節だろ?…と指摘しようと思ったら「rhythm」は1音節だった。ということは母音は消滅してなかった。で、でも、「rhythm」を2音節で歌ってる英語の曲の例も確かにあった気がする~けど思い出せない~。で、これは「rhythm」の最後の「m」の音が聞こえないから変に思えるだけで、やっぱりこれも、「Blues」の後に母音が発生しこそすれ、消滅はしてない。他の例と同じだった。

さて、ではなぜ「m」の音が聞こえなくなってしまったか?それは、気だるい歌い方のせいではなく、「リz メン blueスをうたうよに~」と歌っていないからだ。こんなふうに、前の単語の最後の子音が次の単語の頭の母音にくっつくというのも日本語の感覚だと理解が難しい(実際には日本語においてもわりと頻繁に起きているのだが)。自転車では「マイヨ・アルカンシエル」と書かれるのに、ヴィジュアル系ではないバンドはなぜ「ラルカンシエル」にならないのか。「カム・オン!」より、「カモン!」と言った方が普通に感じるでしょ。

母音が神出鬼没なのは、「ん」という不思議な存在も原因のひとつかもしれない。日本語の「ん」は立派に一音節と認められており、日本語の歌ではひとつの音符を占有することが許されている。が、発音記号では「N」と書かれ、子音扱い。「っ」(小さい「つ」)の「Q」と並んで日本語の変な音のひとつだ。だって「ん」の発音は、次に来る音が何かによって「n」にも「m」にも「ng」にも変化する。そして、それ故に一音節と認められず子音扱いされて音符を与えられない例も同じくらい多くある。実に半端な存在なのだ。

時に、Superfly『Sunshine Sunshine』で“Sunshine Sunshine”を「サーンシャーイサーンシャーイ」と歌ってるのを聴くと、締まりがないなぁと感じる。英語の「n」を日本語の「ん」として歌ってるせいなのだが。「ん」は、しまりがないからこそ音符を占有できるのである。JUDY AND MARY『Radio』の途中、“Oh yeah, Can you, Can you hear me?”のところとかも「きゃんゆー」になってて、締りがない感がハンパない。「きゃにゆー」の方がそれっぽい。むしろ「けにゆー」と発音してみるとネイティブっぽく聞こえるぞ。

英語だとどうだろう。「everything」は3音節だけど、セリーヌ・ディオン『To Love You More』の最後で“Everything you need”が「Ev・e・ry・thing you need」と4音節(スラーを含めるとEverythingだけで5音符)で歌われている。別に母音の発生がありえないことではないようだ。そもそも有声子音は雰囲気からして簡単に母音を生み出しそうだし。そういえばQueen『'39』の“ne'er looked back, never feared, never cried”がなんとなく印象的だった。省くも省かないも自由だろ、みたいな。

え、結論?ねーよそんな国。

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▼この記事|| 2011/12/25(日)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

お花見で誰かが持ってきたポッキー(写真右)。

チョコレートの比率63% 1本あたりいわく、「チョコレートの比率 63% 1本あたり」だそう。

…1本あたり?? 2本でも3本でも、何本集まろうと比率は変わらんだろ?

こういうのに本気で「バカじゃないのか?」と思うことは多々あるけれど、これには皆でかなり笑いまして、お花見に見事に華を添えてくれました。

当初は「チョコレート ○○グラム 1本あたり」という売り文句を考えていたのが、パッケージデザイン決定直前に「重さで言われてもいまいち分かりにくい」という話になって急遽パーセンテージに置き換えられ、1本あたりという文言がそのまま残ってしまった。…とか、「(ビスケット部分を含まない)コーティング部分のうち63%がチョコレートか。確かに2色になってるもんな。じゃあ残りの37%は何なんだ!?」という誤解を招かないために、プレッツェルも含めたまるごと1本あたりの63%という意味ですよ、と分かるように文言を入れた。…とか、こうなってしまった理由は想像できなくもないのだが(後者の可能性が高いと見ている)。でも、この商品に携わった人誰一人として製品化される前に疑問に思わなかったのだろうか。

▼この記事|| 2011/05/18(水)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

日本語…じゃなくてほぼ英語の話なのだけど。そして、こういうこと言い出すとそれこそきりがないのは分かってるけど。

彼女のカレラ 最初に「ん?」と思ったのは、『彼女のカレラ』(麻宮騎亜著、集英社、2005~)に出てきた、この給油口ステッカー。

いわく、

WARNING!!
THIS PORSCHE
PREMIUM FUEL ONLY.
DO NOT USE
FUEL ADDITIVES.
と。「THIS PORSCHE」なんていかにも“文”っぽく書き出してるわりに、動詞がないぞ。雰囲気的に「PREMIUM-FUEL」という動詞として書いてるとも思えないし。日本語で例えるなら、「こちらのポルシェ必ずハイオクガソリン。燃料添加剤は使用しないでください。」みたいな感じか(注:翻訳ではない)。え、添加剤使っちゃダメなの?…じゃなくて、後半はちゃんとひとつの文になってるから、前半の“文になってなさ”が余計に目立つ。間違ってるとか間違ってないとかじゃなくて、どうにも据わりが悪い。「THIS PORSCHE, PREMIUM FUEL ONLY. NO FUEL ADDITIVES.」ならまだマシだったかも。一体なんでこんなことになっちゃったんだ?

給油口ステッカー と思ってたら、街でこんなステッカーを貼ってる車を見かけて、これのメーカー名の部分を置き換えた各種バージョンが売られていることを知った。どっちが先か知らないが、どっちかがどっちかの下敷きになっているのだろう。

WARNING!!
THIS TOYOTA
UNLEADED FUEL ONLY
ESSENCE SANS
PLOMB SELEMENT
だそう。後半はフランス語らしく、私はフランス語知識がゼロなのでわかりませんが、「SELEMENT」というのは「SEULEMENT」の誤植らしい。ま、それはスルーして、前半。なんでこんなことになっちゃったのか。

おそらく、「UNLEADED FUEL ONLY. ESSENCE SANS PLOMB SEULEMENT.」という文句は、輸入車や輸出仕様のクルマに貼られているステッカーか何かからそのまま引用したのだろう。それに、どういうわけかどうしてもメーカー名を入れたくなっちゃって、とりあえず頭に「THIS TOYOTA」と付け足してみた、という感じだろうか(フランス語の方には「CETTE TOYOTA」(で合ってる?)って付けなかったのはなぜ)。そもそもこの文脈で「THIS」を使う感覚がまず理解できないが、それ以前に、なんでそこまでして「これはトヨタ車です!」と主張したいのか。トヨタ車に貼ってあるんだから、見りゃ分かるだろう。日本語に置き換えて考えてみよう。「このトヨタ車は…」なんて書かないでしょ、ふつう。せいぜい「この車は…」となるはず。日本語だとそもそも主語を省略する文化が強いから云々は省略。

ま、所構わず自分の愛車の名称(メーカー名)をアピールしたくなる気持ち/理由は実際のところ理解できなくもないのだが。カスタムしつつも純正っぽく見せたい…というより、愛犬の名前入りステッカーや、好きなミュージシャン(ヤ○ワとか)のステッカーを貼るのとある意味同義だと思う。よっぽど好きなんだね、と。

話を戻して、そもそもこういう警告文は“文”じゃなくていいんです。日本語だったら「【警告】無鉛ガソリン専用(車)」でいいわけだし。どーーーしても「THIS TOYOTA」で始まる“文”にしたいというなら、「THIS TOYOTA ACCEPTS UNLEADED FUEL ONLY.」「THIS TOYOTA RUNS ON UNLEADED FUEL ONLY.」とかにする感じですか。大排気量車なら「THIS TOYOTA EATS UP UNLEADED FUEL ONLY.」「THIS TOYOTA GUZZLES UNLEADED FUEL ONLY.」とかでもいいかな。もしくは、頭に動詞をつけて「FEED THIS TOYOTA (WITH) UNLEADED FUEL ONLY.」とかにした方がシンプルか。文法間違ってたらごめん。で、そしたら当然フランス語の方も“文”に直さねばならないが。現代日本に有鉛ガソリンなんて売ってないんだからこの文句自体無意味だろ(これだけではレギュラーかハイオクか分からない)、とかいうツッコミはこの際入れるまい。

セキュリティステッカー 更には、こんなステッカーも売られていた。

DON'T TOUCH!
SECURITY SYSTEM
PROTECT THIS MITSUBISHI
だって。「SECURITY SYSTEM」が主語の文にしたいなら、「三単現のS」って中学校で習ったでしょう。え、もしかして何らかの理由(洋楽で「She don't~」とかよく使われてるように)で意図的になくしてる?だとしたら、だとしなくても、「THIS MITSUBISHI」なんて野暮ったい文句をわざわざ入れなくていいでしょう。というか、だから“文”にする必要はないんだってば。

衝突しないでステッカー

DON'T CRASH!!
MY SWEET BABY
IN ALFA ROMEO
I HOPE,
ALWAYS PEOPLE
SAFETY DRIVE!!
ここまで来るともう、何も言えません。コンマから「I HOPE」は上の2行に掛かっているというふうに解釈できなくもないが、どうか?

海外で「衝突しないでください!!アルファロメオに私の大切な赤ちゃん願っています、いつも人々安全運転!!」ってステッカーを貼ってる車を見たらどう思いますか?(注:翻訳ではない)

「赤ちゃんが乗っています」ステッカーを見るたび、「だから何(それによって私に何を望んでいるの)?」と思っていた。「だから多少遅くても煽らないでね」(デイサービスのワゴンが「高齢者送迎中」と貼ってるのと同じ意味合い?)と言いたいのか?それとも「私はかわいい赤ちゃんを乗せて走っている。この幸せを皆と分かち合いたい!」(ペットやミュージシャンの名前ステッカーを貼ってるのと同じ意味合い?)と単に主張したいのか?なんて考えていたが、本来は全くそうではなく、「この車には、自力で脱出できない人間が乗っています。万一この車が事故に巻き込まれているのを見たら、手助けをお願いします」という意味なのだ。なるほど…。だから、ちょっとカッコつけて(?)英語にしても「BABY ON BOARD」じゃなくて「BABY IN CAR」なんだ。日本人に分かりやすいように。このステッカーを貼っている車がパチンコ店の駐車場に停まっているのを見たら以下略。

英語に詳しい人、ご意見お待ちしてます。画像の一部はウェブから拝借しちゃいました。問題があったら言ってください。

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▼この記事|| 2011/01/23(日)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

最初に断っておくと、これは「間違い」を指摘しているものではありません。まったく。

初心を貫く

古い写真(2008年)を引っ張り出してきてみた。ポスターの色褪せ具合が残念な雰囲気を漂わせてます。

「初心」という言葉には、最初の頃の(純粋な)気持ちという意味と、まだ慣れていないという意味があります。「初心忘るべからず」と言った場合は前者の意味で、「初心者」と言った場合は後者の意味。

「初心を貫く」と聞くとなんだか違和感がある。ともすれば「ずっと初心者気分のままでいる」みたいな意味に思えてしまう。「初志貫徹」という言葉があるように、「初志を貫く」なら違和感は感じない。なんとなく、「初志」は貫くもので、「初心」は忘れないもの、という漠然としたイメージがあるので、「初心を貫く」だと二つを混同しているかのように思えて違和感を感じるのだろう。まあ、「初心」も「初志」も似たような意味があるので、決して誤用ではないと思いますが。

「減るのは腹で、空くのはお腹」みたいな話でした。別に「腹がすいて、お腹が減る」でも間違いではないらしい。まあ、間違いかどうかを決めるのは「辞書にどう書いてあるか」でも「頭の固い言語学者が何と言うか」でもなく、ひとえに「みんながどう思うか」なんですがね。

▼この記事|| 2010/05/24(月)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

某トバックスという某カー用品店にて。

とってもお酒乱!!

「このようにオーダーマットとカラーコーディネイトしてもとってもお酒乱!!」

よりによってカー用品店で酒乱はまずいだろ、酒乱は。まあ、「洒落」(シャレ)と「酒乱」(シュラン)、間違ってしまう気持ちも分からんでもない。「洒」と「酒」は見るからに似ているし(何を隠そう、これが違う字だということに今まで気付いていなかったほどだ)、「落」と「乱」は音もまぁ似てるし若干ネガティブな意味合いの言葉として類似性を見出せなくもない。けど、よりによってカー用品店で酒乱はまずいだろ(くどいよ)。確かにミシュランというタイヤメーカーもあるけど(関係ないよ)。

「洒落」を文字って「酒落」としている例や、単純に誤植で「酒落」と書いている例もあるようで。ネットじゃなく、手書きの書類を調査したら相当数の誤記が出てきそうだ。逆に「洒乱」ってのはどうだろう。シャラン。キレイさっぱり乱れてる…なんじゃそりゃ。

»続き
▼この記事|| 2010/01/10(日)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

「魔法にかけられて」という邦題の映画がありますが、観てません。ただ、このタイトルを聞いて、「ん?」と思った人は多々いるようで。私もそのクチです。日本語の文法にはちょっとうるさいですよ的な見地でそう思い至ったのではなく、日本語を母語とする一人間として何となく違和感を感じた。

けど面倒なので以前のように詳しく検証する作業は他の人に任せます。以下想像だけ。

「かけられる」と聞くと、当然「ABかけられる」というふうに目的語を必要とするように感じる。まるで詩人が痛みを必要とするように(←これ何の引用か分かった人エライ)。この場合、一般的にAは人、Bはモノです。「魔法にかけられる」と聞くと、「魔法Bかけられる」の目的語Bを省略した文のように聞こえる。となると、魔法さんという人がいるの?魔法ってモノじゃないの?となり、それが違和感となるわけだ。
…ってそんなバカな。確かに、パッと目耳にした瞬間の違和感はそれが原因の場合もあるかもしれないけど、魔法さんが犯人なわけじゃないだろうと誰でもすぐに考えるわけで、魔法はBであると気付く。で、このフレーズを反芻してみる。「魔法にかけられて」。「魔法にかけられて」?…ん?「魔法をかけられて」じゃね?

例えば、「催眠」だったら?「催眠をかける」「催眠にかける」どっちだ。「催眠術」だったら?「催眠術をかける」。「催眠状態」だと?「催眠状態にかける」。この場合「催眠術」は手段(原因)であり、対象に向かって飛んでくるもの。「催眠状態」は目的(結果)であり、対象が飛び込んで(放り込まれて)いくもの。催眠術をかけられた結果、催眠状態にかけられたことになる。だから「催眠術」を目的と解釈すると、「催眠術(の術中)にかけられる」もありうる。じゃあ、「魔術」だったら?「罠」は?「暗示」は?「拷問」?「謀(はかりごと)」?「鑑定」?「篩(ふるい)」?「競売」?「入札」?「火あぶりの刑」?「縄」?「網」?色々例を出してみると、……よくわからんので以下略。で、「魔法」は?「魔法にかける」も「魔法をかける」も間違いではない。「魔法」は手段(原因)にも目的(結果)にもなりうるからだ。よって、「魔法にかけられて」は文法的には間違いではない。…本当かなぁ。

書き始めたら意外と長くなってしまった。

まあ、意図してかどうかは知らないが、「魔法をかけられて」よりもインパクトがあり、印象に残る。こういうかたちで話題にもされる。商業的には「間違いではない」どころか「大正解」ではないだろうか。

関係ないけど、「商店街に行く」「商店街を訪れる」の例みたいに、助詞が決まってる場合もありますね。商店街は目的地ではなく通り道かもしれないので、「商店街を行く」はありうるけど、いかなる場合にも「商店街に訪れる」はありません。

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魔法(に)かけられて……?

▼この記事|| 2009/12/08(火)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)
危険→あぶない

「危険」と書いて「あぶない」と読む。

他のルビは正当な読み方で振ってあるのに、なぜ「危険」だけ「あぶない」なのか?子供に分かりやすくするのであれば、最初から「あぶないです」と書けばいいではないか(最近、誰にでも分かりやすくするためか、子供向けの看板に限らず、ひらがなで「あぶない」と書かれる注意喚起看板が増えている気がするが気のせいか)。子供がこの看板を見てこの通り覚えて国語のテストで間違って書いてペケにされて成績を落としてその結果入試に支障をきたしたりしたらモンペアに訴えられるぞ。「警報機」は漢字+ルビなのに「しゃだんき」はおろか「しまっているあいだ」までひらがなというのも中途半端な気がする。ならいっそのこと「警報機」に「カンカンカン」とルビを振るくらいの気概を見せてほしいが。

そういえば、駅のプラットフォームにおける電車到着のアナウンスが、某地方では「まもなく○番線に○○がまいります。キケンですから白線の内側にお下がりください」というふうだったのに、別の地方では「~がまいります。アブナイですから、黄色い線まで~」となっていて、違和感を覚えた記憶がある。

字面的には「危険」の方が、より危機感が煽られる感じがする。けど、「あぶない」の方が、瞬間的に理解できる気がする。その両立を狙ったルビ遣いの傑作…だろうか。

▼この記事|| 2009/06/10(水)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

左折すると食品コンビナートがあるという標識。
食品コンビナート1
日本語だけ拾うと普通に意味は取れる。けど、これだと何か変。直進すると「東京 and/or 浦安」、右折すると「京葉道路の花輪IC and/or 八千代 and/or 鎌ヶ谷」。じゃあ左折すると「食品 and/or コンビナート」という意味に取れないか?「食品」という地名/施設でもあるのだろうか。

食品コンビナート2
こうするのが正解でしょう。…たぶん。ところで「Food Kombinat」。「Kombinat」というのは元々ロシア語だそうだが、英語圏の人でも普通に分かるのだろうか。英語だと「Complex」らしいが、Food Complex…?

ぜんぜん日本語ネタではなかった。

▼この記事|| 2009/06/02(火)| 日本語| トラ(0) | コメ(1)
スタヅオヅブリ

スタヅオヅブリ スケヅュール帳。

せっかく達筆なのに台無し。これの場合は書き順(?)は合ってるようだけど。ネイティブでも、「シ」と「ツ」、「ソ」と「ン」の書き分けができない人って結構いるよね。逆パターンとして、以前「サシカー ワールドカシプ ドイシ旅行」と書いてあるのを見て理解できなかったことが。

こういう人が「マリリン・マンソン」とか「ガソリン・マンタン」とか書くとどうなるんだろう。

▼この記事|| 2008/12/13(土)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)
入れ墨・刺青・タトゥのある方のご入浴はお断りいたします

「入れ墨・刺青・タトゥのある方のご入浴はお断りいたします」

イレズミは和彫り、タトゥは洋彫り、という感じで呼び分けるのは分かる気もするが、入れ墨と刺青って何が違うんだ。「これは刺青じゃない、入れ墨だからOKだよな?」とか言ってくる人がいるのだろうか。そして、そうまでしてあらゆる彫り物をシャットアウトしたいのか。

▼この記事|| 2008/09/13(土)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

致死率4倍後席ベルト着用義務化ついにやってくれました警視庁。私が以前の記事でけちょんけちょんに書いてからもしぶとく都全域で、それこそ西は奥多摩まで、力強く輝いていた「後席ベルト 着用義務化 致死率4倍」の文字が、数日前から劇的な変貌を遂げて姿を現し始めた。実に「致死率4倍 後席ベルト 着用義務化」。誰か親切な人がクレームの電話でも入れたんでしょうか。

が…以前のバージョンであれば、100歩譲らずとも意地悪な読み取り方をしなければ、かろうじて本来の(警視庁が意図しているであろうと推測される)意味を汲み取ることができた。が、今度は注意深く考えないと一見本当に意味不明に陥る可能性が高くなった。いきなり「4倍」って、何に対して4倍なんだよ。意地悪な読み取り方もしやすくなった。

例。オー卜バックスの店先に「燃費20%向上 次世代タイヤ 店頭販売開始」というのぼりがあったら、何と解釈しますか。「交換するだけで燃費が何と20%も向上することが期待できる次世代タイヤが、ついに店頭販売開始となりました。皆様この機会にぜひタイヤ交換をしましょう」と解釈するでしょう(うん)。

例2。職員室の前の廊下に「合格率4倍 夏休み補講 受講義務化」という張り紙があったら、何と解釈しますか。「受講することで志望校への合格率が何と4倍にもなる(データなのか見込みなのかはさておき)ので、夏休みの補講は全員強制参加にします。文句は言うなよ」と解釈するでしょう(んー…)。4倍って、元々の合格率がどんだけ低いんだよ。

じゃあ、環七に設置された電光掲示板に「致死率4倍 後席ベルト 着用義務化」という文字が浮かんでいたら、何と解釈しますか。「装着すると致死率が何と4倍にもなることが見込まれる後部座席のシートベルトだが、着用を義務付けることにしました。ルールはルールだからね、安全かどうかは関係ないからね、ちゃんと装着しないとキップ切るよ」と解釈するでしょう(ん?)。

まあ、言いたいことは分かる。「(非着用だと)致死率が4倍にもなっちゃうんです!それを防ぐために後部座席のシートベルトの着用を義務付けました。ちゃんと理に適った義務化なんだから、文句はないでしょ」ということだろう。が、先にも書いたように、何に対して4倍なのか?そこが全く書かれていないため、「4倍」という数字が宙ぶらりんになってしまっているのだ。宙ぶらりんになると、空白の部分を想定して埋めるより、人間は前後に結び付けようと考える。となると、「後席ベルト=致死率4倍」と結び付けて解釈する方が自然でしょう。

じゃあどう書きゃいいだよ!と言われると、それは担当者が給料分の仕事としてがんばってくれ、ということになるが、私だったら…書くと私と同類の人種に同じようにケチつけられそうで嫌なのだが、「後席ベルト 致死率1/4 着用義務化」「後席ベルト 致死率75%減 着用義務化」でいいんじゃないだろうか。一行に全角6文字入る前提でだが。確かに「4倍」という数字にはインパクトがあり、それを使いたいのは分かるが、こだわりすぎるからおかしくなるのだ。どうしても使いたいなら…「後席も義務化 ベルト非着用 致死率4倍」でどうか。

»続き
▼この記事|| 2008/03/12(水)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

前回記事にしてから2週間弱。ようやく撮影に成功しました。そしてそれを今こうしてアップするのにさらに1ヶ月弱(書いてるのは2月です)。なんて仕事の遅いやつ。この電光掲示板、都内の至るところにあるので見付けるのには苦労しません。

後席ベルト着用義務化致死率4倍
撮影場所:環七のどこか

いつもならこうしてアップして、さしてコメントもせずに終わるのだが、以前の自分の記事を読み直して、いかに不親切であるかを実感したので、今回は親切に解説します。と思ったけど既に記事にしている方もおりますので、どうしようかなあ。

もし東京スポーツ新聞の一面にでっかく「後席ベルト 着用義務化 致死率4倍」と書いてあったら、どう解釈しますか?「自動車の後部座席乗車時のシートベルト着用を義務化したところ、後部座席に乗車中事故に遭った人の致死率が義務化前の4倍にもなった。警視庁はわざわざ致死率を上げるような法律を作ったのだ。みんなで糾弾すべきだ」と解釈するでしょう(本当かよ)。もちろん実際のところ警視庁はそのような意図で書いてるわけではありません。そもそもまだ施行前だし。彼ら的には、「自動車の後部座席乗車時のシートベルト着用が義務化されます。なぜなら、シートベルトをしていないと(状況は略)致死率が4倍にもなってしまうのです。この義務化は、あなたの命を守るために必要なのです。文句言わないでくださいよ。」と言いたいのである(本当かなぁ)。まあ、明らかに言葉足らずです。がんばれ警視庁。

参考までに過去に見付けた同じ警視庁の同じ電光掲示板のおかしな標語を書いておきます。

あっ!危険 注意一秒 けが一生
「たった一秒の注意が一生治らない怪我につながります」ってか?それを言うなら「油断一秒 怪我一生」だろ。この「油断~」という標語を中国語風に読むと面白い意味になるという話があったがまあそれはいいや。

事故潜む 危険予測の 運転を
「危険予測の運転には事故が潜んでいるけど、それでも危険予測の運転をしましょう」って?事故が潜む運転方法を奨励するなよ。つーか危険予測の運転への事故潜み率はどちらかというと低い方(当然ゼロにはならないが)だろ。
…まあこれにツッコミ入れるのはかわいそうだ。「事故が潜んでいますよ。危険を予測する運転を心がけましょう」という意味だろうし、ちゃんとそういう意味で読み取れる。なのに!なのにですよ。警視庁は後日「事故多し 危険予測の 運転を」に修正してしまったのです。それじゃあ自分の非を認めたようなものだ。

»続き
▼この記事|| 2008/01/10(木)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

「この袋の開閉は自由です」
「この袋の開閉は自由です」


近頃は悪徳商法が横行していて、袋入りの商品Aを購入したはいいが、いざ袋を開けてAを使おうとすると、「その袋を開ける権利は別料金です」とか言われちゃったりして、なんともまあ。

一応言っておくと、言いたいことはちゃんと分かってます。本当です。しかも見た瞬間に正しく理解しました。つまり、このセンテンスは実地テストでは合格したわけです。が、本当にこれでいいのか?

毎度のことながら、「じゃあ何て書けばいいんだよ!?」と言われると、あまり自信のない私である。「この袋は開閉自在です」か。…なんかそれじゃあパンチが足りない気がする。こんな文言にパンチを求めてどうする俺。
[2007年3月30日]

▼この記事|| 2007/03/29(木)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

ケータイの受信メールボックスから消えそうなので今のうちに。年が明けて間もなく、とある知人から年賀メールが届いた(正確には、メールが送信されたのは年明け間もなくであるが、受信したのはおそらく数時間後。届く前に寝ていた)。曰く、

明けましておめでとうございます[太陽]来年もよろしくお願いします[カオ]

鬼が笑うとは言うが、これには新年早々自分が笑った。基本的なネタをありがとう。前後の文脈(この前後にメールをやりとりしていたわけではない)から判断して、わざと間違えたのではないと思うが。
[2007年1月31日]

試しにiモード絵文字を使用してみたが、私はドコモユーザーではない。
絵文字を使用しようとしたら、style指定の関係かレイアウトが崩れてしまったので、仕方なく文字で置き換えた。やはり私に絵文字は似合わぬか。

▼この記事|| 2007/01/31(水)| 日本語| トラ(0) | コメ(1)

負いかねません
当店では一切の責任は負いかねません

頂き物の画像です。PCだとちょっとかなり見にくいけど。これは同一のネタがVOWにも載ってましたが、まあそういうことです。

「兼ねる」がnegationだなんて、ふと気を抜くと現代人は忘れてしまうのです。つーか、私がしみじみ思ってわざわざ記事にしたのは、これのどこがおかしいかに気付かない人の割合が確実に増えているっぽい事実を知ったから。誰かがこの店で貴重品を盗られて裁判でも起こせば十分な意識改革になると思う。

けど実際は、「責任を負いかねない」とは、「責任負っちゃうかもよ~!?」と言っているだけなので、裁判で勝てるとは到底思えない。残念ながら。

▼この記事|| 2006/09/03(日)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

日本語は、縦書きの場合は行が右から左…とかいう基本的なツッコミはこの際しません。戦後のある時期、突然公文書に横書きが採用され、以来急速に広まった横書き文化の影響がいかに強く根付いたか、左から右という書き順がいかに(右手で書く人にとって)自然であるか、ということを表している一例にすぎない。って、十分すぎるほど突っ込んでいるが。

常に点灯したら消灯にご協力下さい。


常に点灯したら、消灯できません。

…こういうツッコミは無害なので無視して構わないが、どうしても言われたくない場合は、「点灯したら常に消灯にご協力下さい。」と書けば良い。しかしそうすると今度は、

点灯することがあるのであれば、常に消灯に協力するのは不可能である。もしくは、常に消灯に協力していれば、点灯するという事態は起こらない。

と、言いたくなる気持ち、誰かわかってくれませんか。できればわかってくれない方があなたにとっては幸せだと思う。

補足:
実際は、この場合「消灯」は消す動作を指しているのであり、消えている状態を指しているわけではないので、別に日本語は間違っていない。ツッコミが間違っている。

▼この記事|| 2006/05/14(日)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

“おいしい餃子で人々を幸せに”―ぎょうざの満州
http://www.mansyu.co.jp/

3割うまい」を検索してみてください。「ぎょうざの満州」のキャッチコピーです。ありがちなフレーズじゃないので、検索して出てきた記事のほとんどが同店について述べているもののはず。このコピーが、いかに多くの人の関心を引いているかが分かりますね。コピーはまず注意を引かなきゃ始まらないので、その点こいつは素晴らしい。某ユニットが曲名に「ギリギリchop」という意味不明なタイトルを付けたのと同じくらいに評価したいです。

ただ、そうなると「コピーの一人歩き」が心配になる。よく、「面白くて印象に残るCMだけど、何の宣伝だったか思い出せない」っていうのあるでしょ。その点、「3割うまい」は、「餃子の王将」と間違われている例が1件あるものの、だいたいは「ぎょうざの満州」とセットで認識されているようである。これはほとんど快挙と言っても良い。


…で、そのコピーの真意については、知らない(そもそも知りたいと思わない)人が多いようで、「謎のキャッチフレーズだ」で終わっている例が多いです(気になったらふつう調べるだろう)。なので一応公式サイトから引用しておくと、

お客さんに三割うまいってこの言葉は何を意味するの、こんな質問を良く受けるので最初は返事にとまどった。最初は単純に三割、美味しく作って食べてもらおうと思い、宣伝のつもりで受けやすい言葉を探して付けたつもりでしたが、…
(公式サイト内(http://www.mansyu.co.jp/index/sannwariumai.htm)より)

ということです。単なる思い付きにしては上出来だ。が、ここには大きな勘違いが。当然、店主は「3割増し(130%)うまい」の意味のつもりだったと思うが、これでは「全体の3割(30%)がうまい」の意味にしか取れない。で、みんな「後の7割はどうなんだ?」となってしまうのである。

…ラッシュが始まり、東海道新幹線下り列車の自由席※1は、のぞみ19号で乗車率200%を記録したのをはじめ、軒並み乗車率が100%を超えました。
有名ブランド品が通常価格の3~5割程度の価格で購入できるとあって、人気を呼んでいます。
17年度下半期の売上は前年同期比150%と、ここへきて大きな伸びを見せています。
麺50%増量中!
実力を120%出し切ったと思うので、満足しています。
※1 指定席の乗車率は100%を超えません(指定席車両に立って乗る人は無視してね)。

世の中、パーセンテージが100を超える場合と超えない場合があります。何を以て100%とするか。これは奥の深い問題だ。

参考(にならなかった文献も若干含まれる)
http://blog.so-net.ne.jp/Takabee/2005-12-27
http://blog.livedoor.jp/newdaydream/archives/8565819.html
http://blog.goo.ne.jp/ikefukuroh/e/d7f103ea08c1c3f8faae3ea0625417d5
http://sound.jp/gagaga/nikki-20.html
http://www.5515.jp/blog/2006/01/post_285.html
http://www.unkamp.com/cgi-bin/nicky/nicky.cgi?DATE=200506?MODE=MONTH
http://nowlo.blog10.fc2.com/blog-entry-81.html
http://d.hatena.ne.jp/RIP/20040506#p3

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▼この記事|| 2006/03/16(木)| 日本語| トラ(0) | コメ(2)
防音防止

「防音防止」です。どこで買ったか忘れたけど引き戸の側面(?)に貼るクッション。戸を閉めたときの「パタン」って音を和らげるために買ったのだけど、何と、防音効果を損ねてしまうらしい。まあ確かに、重厚な扉がぴっちり閉まっている状態より、間にスポンジの厚さ分だけ隙間がある状態の方が音漏れはするかもしれないが…って、そこまで言うかよ俺。

この「スキマテープ」の文句、他にも嬉しいくらいにツッコミどころ満載。「簡単貼るだけで、 すき間を防ぎ 冷暖房の効果も 高めて効率アップ! 風やほこりの 侵入も防ぐ。」という説明も、真っ当な日本語使いが書いたとは到底思えない出来栄えだが、その下の羅列。意味不明です。「すきま風防止」「部屋の気密」「防音防止」は目的・期待される効果だし、「ドアの戸」「換気扇の縁」は使用場所だし、「日曜大工」は…。もうちょっと統一しようよ。つーか「ドアの戸」って何だよ。

ま、とにかく、ニゲイションなんて、こんなもんです。「意味を反対にする」という大きなチカラを持ちながら、重要視されるどころか、省かれたり無視されたり、結構かわいそうな目に遭っています。

この記事を書こうとして「防音防止」を検索したら、環境省のページがヒットした。見出しに、「2 防衛施設周辺における防音防止対策」。その下の本文には「騒音防止対策については…」とあるので、まあ単なる誤植なのだが、お役所がこれだから、しょうがないですよ。

他にも「防犯防止」等、世の中には古今さまざまなニゲイション黙殺が氾濫しています。いつだったか、VOWネタにもなってたし。
参考↓
http://blog.so-net.ne.jp/kare-/2005-06-18

環境省のページ(「環境白書」の一節)↓
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/honbun.php3?kid=147&bflg=1&serial=1082

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▼この記事|| 2006/02/13(月)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

読んでためになる記事を探しててこの記事を見つけてしまった方に、先に謝っておきます。ごめんなさい。

「ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)」は、ネット上で「Blue-lay」「Blu-lay」と激しく表記間違いされている。かくいう私も正しい表記をずっと知らなかった(それ以前に気にもしていなかった)。今更言うまでもないが、日本人は構造上LとRの区別がつけられない(参考→「ルパン三世 ルパンvs複製人間」)。Rが付く単語を使用してしまった時点で、このネーミングは日本人的には失敗だと思う。

対する「HD DVD」はどうか。エイチディーディーブイディー。これはそのままだと音韻的に長ったらしいので、略したくなるのが人情というもの。が、「HD」だとハードディスクだし、「DVD」じゃあ無意味だし、「HD」と「DVD」の頭文字を取っても結局「HD」だし、「H-D」だとハーレー・ダビッドソンだし、どうにもこうにも略しようがない。「ワンセグ」「地デジ」と、略称大好き日本人にとっては、これもやはり失敗だと思う。

これが、こいつらの規格戦争の収拾がつかない、日本人的な理由である。どちらも日本企業が中心にいるのにね。

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▼この記事|| 2006/02/04(土)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

宮里藍さん父を脅迫

宮里藍さんの父を脅し現金を取ろうとした男を逮捕。「現金500万円をもってこい」との文章を送りつけた疑い。
(毎日新聞、1/25 1:30、Y!社会(携帯版)より)

(この記事に関してはみんながみんな同じことを思ったようなので今更書くのもアレだけど一応書いておきます。)見出しだけ見ると、あらぬ誤解を抱きかねない。Y!モバイルのニュース、誰が選定して誰が要約してるんでしょうかね。はっきり言ってアホです。いや、もしかして「なに!?」と思わせてアクセスを稼ごうとしてるのか、下世話なスポーツ新聞のように。

しかし、この見出しは、心得のある人が見れば、「日本のメディアは、容疑の掛かった人物に“さん”は付けない」ということを予想し、変に誤解なんかしないかもしれない。って、そういう問題かよ。

じゃあ、どうあるべきなのか。モバイル画面上ではレイアウト的にあと一文字くらい入りそうに見えたのだけど…仮に見出しの字数制限が9文字だったとしよう。まず、コトバの面で考えるべきは、主語・目的語の再選、「てにをは」の再振りだけど、…以下略。次に、社会的了解(?)の面で考えるべきは、「宮里藍」とフルネームである必要はあるのか、ということ。他の宮里さんや藍ちゃんには申し訳ないけど、私的には、フルネームでなくても良いのでは?と思う。あと、「さん」は必要なのか。世間的には、往々にして有名人には敢えて敬称つけなくてもいいや的風潮がある気がするのだけど。

ここまで書いておいてナニだけど、「世間」とか「社会」に最も遠い私が語るべきことではない気がしてきたのでこのへんでやめます。

http://blog.livedoor.jp/musashimaru0053/archives/50525987.html
http://www.blog-headline.jp/sports/archives/2006/01/65.html

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▼この記事|| 2006/01/28(土)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

私は某!オークションを利用していて、そのシステムの仕方ないんだけどなんか変だなーと思う部分について、なんか変だなーと思いつつもまあ仕方ないんだろうなと思っている一人である。

そんなオークションのシステムのひとつ、「評価」に、いつからか(05年12月中旬頃だと思うけど正確には知りません)異変が。以下は、“「評価」をもらいましたよ通知メール”の文面。

HD_DVD様

Microsoftさんから「非常に良い」と評価されました。
これにより、現在の評価が30に上がりました。

だったのが、

Blu-ray様

おめでとうございます!! Appleさんから「非常に良い」と評価されました。
これにより、現在の評価ポイントが「27」に上がりました。

に変化していた。「おめでとうございます」!?清く正しく滞りなく対応して、無事取引を済ませて、相手に満足してもらえて、なぜ「おめでとうございます」なのか。非常に良い対応をして「非常に良い」と評価されるのは当たり前じゃないか。

これには、前々からその存在が噂される、常識(個性派ぞろいの世の中にも少しぐらいは普遍的に通用する常識があるだろう、という考えに基づく常識)が通用しない連中の影が見え隠れしている気がする。某ー!は、「評価内容はほかの利用者にとって重要なものとなります。」と言いながらも、このことによって、「評価なんてだから、変なヤツに不当な評価をされたって仕方ないよ」という責任逃れ(とばっちりクレームの回避とも)を見事にやってのけているのである。

あるいは、出品者である私が、検品の不備や誤発送などの致命的ミスを犯してその結果「悪い」評価をもらっちゃったとしても、「評価なんて運だから」と開き直ることを…さすがにそれはないか。

とにかく、です。
[2006年2月4日]

ところで、話が逸れすぎて困るくらい逸れるけど、…って、この先を書いてみた結果、あまりに逸れすぎだったので別記事にしちゃいました。
[2006年2月4日]

▼この記事|| 2006/01/26(木)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

自分自身は、願わくは“正しい”尊敬語&謙譲語ユーザーでありたい。しかし、世の日本語スピーカー全員が、というか日本語そのものが、“正しく”あってほしいとはこれっぽっちも思っていない。

けど、そりゃあんまりだろ、という例に出くわした。いつか、どこかの会社の若い男性と、電話で話をしていたとき。自分は「お客様」という立場。今では具体的な状況を全く憶えていないので、適当な会話をでっち上げてみる。

えー電話番号がですね、XX、XXXX、XXXXになりますので、もし何かありましたらご連絡いただければと思います。
あの、もし、当日行ってみたらやっぱり8本足だったっていう場合は、どこに連絡すればいいんですか?」
あーその場合もですね、えー私が今おっしゃいました、電話番号にお掛けいただければ大丈夫ですので。
……。

こいつ、自分の発言に「おっしゃいました」とか言ってるよー。「ご連絡してください」とか、言い回しをちょっと間違えるならともかく、違う単語じゃん、それ。

にしても、大仰な単語だなあ、「おっしゃる」。“オオセアルの約オオシャルの転”(「広辞苑第五版」より)。約したり転じたり、単語も大変である。「言う」なのに。

▼この記事|| 2006/01/20(金)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

ほぼ日刊イトイ新聞>「オトナ語の謎。」>「第4回 オトナの基本用語:その4にも載ってますけど。

一般的オトナ社会になかなか馴染みのない私は、ちょうど1年ちょっと前(“ちょうど”じゃねーじゃねーかおい)、不動産屋を方々回っていたときに初めて耳にしました、「なるほどですね」。まだまだ若くて※1、テキパキ動くんだけどこっちの意向を全く呑み込めてなくて空回りしている、平たく言えばダメな営業マンが、すげー連発していて、一時的に自分の中で流行った。ところが、その後に寄った別の不動産屋で、まだ若くて※2、落ち着いてて、人がよさそうな店長さんが、同じく「あ~、なるほどですね。」と連発しているのを聞き、それが市民権を得た日本語であることを感じた。

なる‐ほど【成程】
[一](副)
…(2)まことに。いかにも。…
[二](感)
合点がいった時、または相手の話に相づちを打つ時に発する語。近世後期では、略して「なある」とも。…
(「広辞苑第五版」、岩波書店)

へー、「なある」「なーる」って、古い言葉だったのか。わりと近年発生してすぐに滅んだ語だと思ってた。んなことはいいとして、「なるほどですね」は、感動詞だと考えてみよう。「なるほど」だけでは丁寧さが欠けている気がして(感動詞に丁寧も何もないのだが)、「ですね」を付けたのでしょうか、「なるほどですね」。ちなみに、別の用法として、「なるほどなるほど」というのがあります。お客様の発言に対し、「なるほど」は失礼、「なるほどですねー」「なるほどなるほど」はOK。そんな空気を感じます。

ちょっと待て、「なるほど」に「です」を付けていいのか、という議論があるが、これは体育会系専用敬語、「ッス」(例:「先輩、ついにやったッスね!」)なんかと同じで、何でもありなんじゃないでしょうか。倉橋ヨエコが使ってるのを聞いて自分的に流行った語「どうもです」もまた然り。「あの映画、すごく良かったです」「僕も見たかったです」は正解でも、「僕も見に行ったです」が不正解なんて、わかるけど、却ってややこしいではないか。

ついでなので話を逸らすと、私は、その日(そのセッション)最初の挨拶は、昼であっても夜であっても「おはようございます」を使う。元はこの挨拶法、昼夜逆転などの色んな生活時間帯を持つ人が混在する業界において、「いつ出会っても“おはようございます”と言おう」的な運動に端を発していると聞いたが、「こんにちは」「こんばんは」は、それ以上丁寧な言い方ができないという理由もあるんじゃないかと思う(そう聞いたような気もする)。社長に「おはようございます!」とは言えても、「こんにちは!」とは言えない…ということです。

そう考えると、「おはよッス!」「ちわッス!」な感じで、「あ、どうもこんにちわです※3」「あーこれはこれは、こんばんわですー※3。いつもお世話になっておりますー」というのも、当然の流れとして納得できますね。

これでもまだ「なるほどですね」に違和感を感じる?

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▼この記事|| 2006/01/20(金)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

当初は「ねがちょん」というタイトルの記事だったけど、それじゃあ何のことだかわからないので、改訂に際して、売れないポップス曲みたいなタイトルにしてみた。「ねがちょん」とは。否定=negation=ねがちょん。「否定」というマイナスイメージの言葉が、一転してポップで軽薄な響きの言葉に。ほら、言葉の「音」(おん)って大事でしょ。真面目にカタカナで表記するなら、「ネゲーション」「ニゲイション」等だが、実に馴染みのない言葉だ。

D島K平氏が某ラジオ番組のオープニングで、「1週間ぶりのご無沙汰です~」と毎週言っていたのはもう7年近く前(04年当時)のことだ。大好きな彼を否定する気は微塵もないが、ちょっと違うよね。今回はそんなテーマです。某人がこのことに頭を悩ませているのを見たので、ちょっと悩んでみた。勝手に引用します。

(「音沙汰なかった」とすべきところを「音沙汰だった」と間違って書いたことに対して)
ひとつに、「音沙汰」と言う言葉を使うとき、私の場合100%「音沙汰ない」という風にnegationとともに使い、その例外がないため「音沙汰」という単語だけで、自分の中で「音沙汰のないこと」を意味した結果、past-tense「-だった」を付ける事で「音沙汰なかった」と言う意味が成立してしまったのだと考えられる。
(piggy bank(http://diary.cgiboy.com/d01/051449/)より)

はたしてこんなことがあり得るのか。あり得ます。たとえば、「きもい」「きしょい」は、「気持ち悪い」「気色悪い」の(?)略された(?)形で、意味の方向を決定している部分を省略してしまってます。「きもちいい」はまあ普通にあるけど、ひとまず置いといて(後述)、「きしょくいい」とはまあたぶん言わないので、「きしょ」だけで「気色が悪い」を十分喚起させ得るわけですかね。わたくしは現代人じゃないのでいまいちこういう現代語の意味・用法・用量を把握していないのですが。

他にも、「何気に」「さり気に」。それぞれ「何気なく」「さり気なく」が変化したもので、思いっきり「ねがちょん」が取れてしまってます。「何気に」は、岩波国語辞典第六版でも触れられています。

なにげ【何気】 『―(も)無い』これといった考えもない。深い考えもない。特に注意せず、関心を示さない。…略…▽これの副詞的用法「何気無く」を「何気に」と言うのは1985年ごろからの誤用。
(岩波国語辞典 第6版 〈横組版〉、1963、2000)

だそうですけど。意外と古くからあるもんだ。1985年と言えば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ。お堅いイメージのある岩波さんだけど、この辞書は現代語に強い。例えば、「アウトレット・インストール・うざったい・花粉症・ゲノム・ダウンロード・デリバティブ」(帯より一部抜粋)なんて語が収録されている。「うざったい」の欄に「うざい」が載ってないのが残念ですが。まあそれはいいとして、「何気無く」と「何気に」って、何気に意味が全然違うよね。

何気無くあいつの方を見ると、教科書に顔を突っ伏して思いっきり居眠りしていた。しかも国語の教科書じゃないか。世界史の時間だというのに。いつもそんな調子なのだが、悔しいことにあいつ、何気に成績はいい。」

これはどう説明したらいいのでしょうかね。そう考えると、現代語の世界に完全には踏み込めていないという気がしないでもない。ちなみにこの辞書は、国語辞典なのに横組版!(縦組版もあります)という心意気に打たれて、発売とほぼ同時に買ったもので、別に現代語に期待したわけではない。

で、意味の変化は置いといて、「何気に」は誤用であると断言しているが、こういう現象は新しいものかというと、そうでもないらしい。例えば、「なのめ」という単語を古語辞典で引いてみよう。

なのめ【斜め】 …略…(1)ひととおりだ。平凡だ。ふつうだ。…(2)…いいかげんだ。(3)〔中世以後「なのめならず」の略〕格別だ。
(旺文社 古語辞典[改訂新版]、1960、1988)

もっとわかりやすい、わかりにくい例は、「おぼろけ」だ。

おぼろけ …略…(1)(下に多く打消の語を伴って)なみひととおりのさま。普通。…(2)なみひととおりでないさま。なみたいていでないさま。格別だ。「おぼろけならず」と同じ意で用いる。…
(旺文社 古語辞典[改訂新版]、1960、1988)

どっちだよ!という感じですね、まったく。けど、英語でも、「I don't never ~」と言った場合に、二重否定ではなくて否定を強調している場合もあるので、まあ結局「ねがちょん」なんてそんなものさ、ということでしょうかね。「I don't never want nothing but you.」ですよ。
[2004年3月15日]

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▼この記事|| 2006/01/14(土)| 日本語| トラ(1) | コメ(0)

2006年初頭。「まるっと」という言葉は辞書には載っていない。けど、テレビやネット上で完全に市民権を得た言葉としてよく見聞きする。突然この言葉に注目した理由というか原因を忘れてしまったけど、何かの理由で突然気になった。で、調べようとしたのだが、この言葉に言及している記事が全く見受けられず、さらには実例もあまり集められなかったため、諦めた(それって本当に市民権を得た言葉か?)。とりあえず、「気になった」ということだけ記録しておいて、良い実例に出会ったらまたそのとき調べよう。
[2006年10月23日]

▼この記事|| 2006/01/07(土)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

街で見かけたならともかく、電話帳とか、文字情報しかない媒体で「スタジオ」という言葉を見つけると、それが何なのかを理解するのが非常に困難に思える。

名称で「スタジオ」と謳っている可能性があるものは、「音楽(練習/レコーディング)スタジオ」「美容室」「写真屋さん」「展示スペース」「工房」など、今思いつくだけでも色々ある。テレビ局なんかにあるのもスタジオだし。

で、今まで考えもせず、調べもしていなかったので、英辞郎on the Webで「studio」を引いてみたら、「仕事場{しごとば}」という項目があるではないか。そりゃあ多岐にわたるわけだ。「カッコいいから」という理由で、この言葉を単独で名称に使用している人、何も知らない人が見てもわかるように工夫してくれるとうれしいな。「わかるヤツにだけわかりゃあいいんだよ」と思っているのならそれはそれで賛成ですが。

ところで、このように比較的古くから日本で使われている外来語は、発音をそのままカタカナで表記したもの(英語の「studio」をカタカナで表記するなら、「ステューディオ」てな感じになると思うが)とは異なるかたちで広まっている語が多いが、「スタジオ」は何か不思議。「dio」→「ヂオ」「ジオ」はわかるとして、「stu」が「スタ」になるのが何となく違和感。古くから日本語に入ってきている英語は、最初に入ってきたのが英語じゃねえとか原因は色々あるだろうが、往々にして、スペリングをそのまま読んだものに近いかたちでカタカナ化されてるように思っていた。その例に従うと、「スツヂオ」から始まって、現代は「ストゥジオ」か「ストゥディオ」(言いにくい)になっててもおかしくないんじゃないか?

「ジーゼル」→「ディーゼル」とか「ゼネレーション」→「ジェネレーション」とか、小さいカタカナの台頭はもとより、カタカナ語は「ローマ字読みしたもの」から「音をカタカナ表記したもの」に徐々に変化していってますね。「ガラス」と「グラス」、「コップ」と「カップ」のように二重人格化しているものはともかく、例えば「Mustang」が、「ムスタング」から「マスタング」に途中から変わったように(…よね?)。「チーム」「コーヒー」など、しぶとい語もありますが。お、それを考えると「ステッキ」とか「ケーキ」って不思議な存在だ。

…そこまで話を拡張すると手に負えなくなってしまうのは最初からわかってるんだけど。まとめ上手にはなれない。
[2005年11月11日/11月28日]

▼この記事|| 2005/11/11(金)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

昔、たぶん小学生の頃、当時は友達だった男が、会話中に「いちじるしい」という言葉を使っていた。当時あまり頭の良くなかった(今は頭がいいかというと、そりゃあ年取った分は進歩しているが、年齢等を勘案してもランクアップしているかというとそうとも言い切れないのが何とも)私は、その言葉の意味をはっきりとは知らなかった。そこで、訊いてみた。“いちじるしい”ってどういう意味?なんで?

その答えが秀逸だった。彼は、程度が甚だしくないという意味ではないか、と答えた。その理由として、「たくさんシルシがあって…」と言って「×」印をたくさん書く手振りをして、「そのうちのひとつ(イチ)、って意味じゃないの?」と、空中に「×」をもうひとつ書いてみせながら言った。

私はこの話を思い出して調べてみるまで、その成り立ちは知らなかったが、『「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「しるし」は、はっきりしている意。』(by Yahoo!辞書)だそう。「いち」と「しるし(い)」に分けるところまでは合っていたようだ。この発想力が、なんというかすげーなぁと、今になって思うわけである。当時の私には及びもしない。

▼この記事|| 2005/10/27(木)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

「日本語」カテゴリに分類したけど、別に言語学的にどうこう言うつもりはありません(言いたくても言えません)。

私は関西にしばらく居たことですっかり関西人になってしまった姉のパクりで、マクドナルドのことを敢えて関西・フランス風に「マクド」と言う(正確にはフランス風「マクド」と関西風「マクド」はアクセントが違うみたいだけど文字で書く分には判らないので触れないでおく。というか触れられるほど下調べをしていない)。

何故「マック」じゃなくて「マクド」を選択したのか。「マック」だと同音意義語があって紛らわしいから。「マクド」言ったらマクドしかないから間違いようがない。それだけ。なんて理に適った選択でしょう。

関東の某店舗 けど本当は関東でも関西でもない中部地区出身の私。地元ではなんて呼んでたのか。…わからない。本当にわからない。あまりにも田舎すぎてマクドナルドが近くになかった(本当)。

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▼この記事|| 2005/09/29(木)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)

小泉首相が森前首相と会食。小泉首相の豪華仕出し弁当のもてなしに、森氏も「今日はごちそう」と述べ、和解成立。
(毎日新聞、8/25 22:34、Y!政治(携帯版)より)

予備知識とか、前後の文脈とか、そういうものを一切排除してこれを読むと、政治ってなんなのかねぇ、と思ってしまうのではないだろうか。かく言う私も予備知識とか一切ないので、政治ってなんなのかねぇ、と思ってしまっている。

Y!モバイル、ケータイで最新ニュースが読めるのは良いが、文字数を削り過ぎてまったく意味のわからないニュースがたまにあるんですけど。そのほとんどは、フツーなら知ってるでしょ的な部分を端折ってあるために、“常識”のない私には理解できなかった、というものであるが、それにしてもちょっと度を越してるんじゃないの?と思うものがたまにある。まあ、度を越してるかどうかの判断を下す資格は私にはないのだが。

注:別に、上に引用した記事が特に“度を越してる”と言っているわけではない。

▼この記事|| 2005/08/26(金)| 日本語| トラ(0) | コメ(2)

…秤にかける気はない。確かに、突然わけも分からず暴れだしたり、手に負えない部分は多々ある。それでも、一緒に街を歩いたり、SRで風を切るその瞬間は、すべての懸念から私を解放し、まあいいか、と思わせるのに十分な魅力を持っている。麻痺していると言ったほうがいいかもしれない。悪い薬のようだ。…

上の文章は、すしる著の小説の一節である。と言いたいところだが、一節じゃなくて全文である。それはいいとして、これを「Microsoft(R) Word 2002」で打ち込むと、

…秤にかける気はない。確かに、突然わけも分からず暴れだしたり、手に負えない部分は多々ある。それでも、一緒に街を歩いたり、SRで風を切るその瞬間は、すべての懸念から私を解放し、まあいいか、と思わせるのに十分な魅力を持っている。麻痺していると言ったほうがいいかもしれない。悪い薬のようだ。…

となります(スタイルシートで波線の下線が出せないんですけど本当は波線。緑の波線は自動文章校正機能において文法ミスの可能性を指摘するもの)。当該部分が文法エラーである理由は、“「~たり」は繰り返して使います”だそうだ。そこで、「たり」を調べると、

[接助](略)
1
(1) 動作や状態を並列して述べる。「泣い―笑っ―する」「とんだり跳ね―する」
(2) 反対の意味の語を二つ並べて、その動作・状態が交互に行われることを表す。「暑かっ―寒かっ―の異常な陽気」「足を上げ―下げ―する運動」
2 (副助詞的に用いられ)同種の事柄の中からある動作・状態を例示して、他の場合を類推させる意を表す。「車にひかれ―したらたいへんだ」
[補説] (略)1 は、並立助詞として扱われる場合もあるが、近世後期からはあとのほうを省略して「…たり…」の形をとる場合もみられる
Yahoo!辞書(大辞泉)より)

ということです。Wordの文章校正は近世後期以前の産物か。つーか上の例の片方はそもそも大辞泉でいうところの2の用法だし。

自動文章校正による詳しい解説を見ると、「2つめの「たり」を省いた用法も一般化しつつありますが、「~たり、~たり」としたほうが、より正式な日本語であると考えられます。」とのこと。「より正式」って一体。

»続き
▼この記事|| 2005/07/03(日)| 日本語| トラ(0) | コメ(0)
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